高市、用意しとけ
TBS NEWS DIG Powered by JNNから、「高市、用意しとけ」次の総裁選に向けた麻生氏の助言という記事がでました。
自民党・麻生元総理 「自民党の歴史の中で3年以上総理を務めた例は7人しかいねえ。俺も菅も一年で終わった。石破はもっと短いかもしれねえ。だから高市、用意しとけ。議員は仲間作りが大事だから、これから半年くらい飲み会に行け」
麻生太郎元首相は、来たる自民党総裁選に向けて、競争が激化するとの見方から、高市早苗氏に覚悟するよう助言したと報じられている。
「高市、用意しとけ」という発言は、彼女の総理就任の可能性を後押しするものとみられる。
この助言には、現政権の短期的性質に対する警告も含まれており、石破率いる現政権は1年程度しか続かない可能性があり、高市氏にその座に就くチャンスを与えることを示唆している。
高市氏は、着実に、政治的存在感を高めている
高市氏は、着実に、政治的存在感を高めており、リーダー争いの有力候補であり続けている。
しかし、自民党内での競争や、選挙運動のやり方をめぐる論争など過去の事件からの反発の可能性に直面しており、彼女の立候補には課題がないわけではない。
それでも、彼女の粘り強さと麻生氏のような重要人物の支持は、将来のリーダーとしての彼女の見通しを強化し続けている。
石破茂総理が、短命政権になる可能性
石破茂総理が、短命政権になる可能性が指摘されています。その背景にはいくつかの要因があります。
1. 政権基盤の脆弱さ
石破氏の政権基盤は非常に脆弱です。
石破氏は「党内野党」としての立場を長く維持し、しばしば自民党主流派とは異なる意見を持ち続けたため、党内での支持が十分ではありません。
総裁選では党員からの支持を多く得る一方、国会議員票で苦戦し続けてきた歴史があります。
こうした党内での孤立状態が、首相としての政治力を弱める原因になり得ます。
2. 岸田派や菅派の影響
岸田文雄氏や菅義偉氏といった元首相たちの存在感も、石破政権にとってのハードルです。
彼らは「キングメーカー」として裏で大きな影響力を持つ可能性があり、石破氏が彼らに反抗する形で政策を推し進めた場合、対立が政権の安定性を揺るがす恐れがあります。
3. 改革への期待と失望
石破氏は地方の問題に深く関与し、改革への意欲を示しているものの、既存の自民党内での派閥政治が根強く残る中、その改革が進まない可能性があります。
特に、期待された改革が思うように進まない場合、国民や党内からの失望感が広がり、政権の支持率低下につながるでしょう。
4. 経済政策や外交の課題
さらに、石破氏の政策が経済面や外交面で実効性を持たなければ、支持基盤のさらなる弱体化が進む可能性もあります。
特に現在の日本経済はインフレ、少子高齢化、エネルギー問題など多くの課題を抱えており、これらに適切に対応できない場合、政権への支持は急速に失われる可能性があります。
これらの要因により、石破政権が長期的に安定するのは難しいと考えられています。
イデオロギー的な観点から見る
イデオロギー的な観点から見ると、石破茂氏の政治スタンスは、他の自民党主流派と比較して独特な側面があります。
彼の思想は、特に「地方重視」と「保守本流」としての側面が強調されますが、一部には「革新派」と見なされることもあります。
以下、その特徴をまとめます。
1. 地方重視の保守政治家
石破氏は、地方の声を重視する姿勢を強く打ち出しています。
「地方創生」や地方経済の活性化に関心を寄せており、国会議員として全国を巡り地方の問題に取り組んできました。
彼の政策は、中央集権的な傾向を弱め、地方自治体の役割を強化するものとして認識されています。
2. 安全保障・防衛政策
石破氏のもう一つの特徴的なイデオロギーは、防衛問題への強い関心です。
元防衛大臣としての経験を持つ石破氏は、日本の防衛力強化を訴え、憲法改正の必要性についても積極的に発言しています。
彼は、特に自衛隊の地位向上や軍事力の適正な行使を重要視しており、この点では自民党内の保守的な層と重なる部分があります。
3. リベラルな経済政策
一方で、経済政策においては、石破氏は相対的にリベラルな面も持ち合わせています。
大企業中心の経済成長よりも、地方や中小企業の支援、福祉の充実を重視しているため、財政政策や社会保障政策においては、党内の一部から「やや革新派」と見られることがあります。
4. 異端者的な立場
石破氏は自民党の中でも長らく「異端者」的な立場にあり、時折党内の主流派とは一線を画す発言を行ってきました。
1993年に宮沢内閣不信任案に賛成し、自民党を離脱して細川連立政権に加わった過去もあります。
このような経験から、党内の派閥間の軋轢が絶えず、これが彼のイデオロギー的な立ち位置を一層際立たせています。
総じて
総じて、石破氏の表面的なイデオロギーは保守本流の枠組みに入るものの、地方重視や経済政策におけるリベラルな側面、さらには党内主流派と対立してきた過去から、彼のスタンスは「党内野党」としての色彩を帯びています。
このため、党内外の支持を集めることが難しく、首相としての長期政権は困難になるかもしれません。
夫婦別姓や移民問題
石破茂氏の夫婦別姓や移民問題に対する立場は、自民党内での他の保守派議員と比較してリベラルな一面を持っていますが、これらの社会的・文化的問題に関して慎重かつバランスを取ろうとする姿勢が特徴的です。
1. 夫婦別姓について
石破氏は夫婦別姓制度に対して、慎重ながらも柔軟な姿勢を示しています。
彼はこれまで「個人の選択の自由」を尊重するべきだという考えを持っており、特に現行制度における問題点を理解しています。
夫婦別姓を導入することで家族制度が崩壊するとの懸念を示す保守派も多い中、石破氏は選択的夫婦別姓の導入を視野に入れて議論を進めるべきだと発言しています。
彼は、個人の尊厳や人権の観点から、夫婦別姓を選ぶ権利を認めることが社会の多様性に対応する重要な一歩だとしています。
ただし、夫婦別姓に関しては党内の保守派からの反対も根強く、石破氏も一部ではそうした意見を尊重する形で慎重な議論を求めているため、急進的な改革には賛同していないようです。
2. 移民政策について
石破氏は日本の少子高齢化や労働力不足に対処するため、移民政策についても現実的なアプローチを取っています。
日本の経済と社会が持続可能であるためには、労働力の不足を補う手段として移民の受け入れを慎重に検討する必要があると述べています。
特に、技能を持った外国人労働者の受け入れを増やすことは、日本経済にとってプラスになるとしています。
ただし、移民問題に関しては、単に労働力を補充するだけでなく、移民が日本社会に円滑に統合できるような仕組みや文化的摩擦を防ぐための対策が不可欠だと強調しています。
彼は、単純に移民を増やすだけでは問題が解決しないと考えており、社会的な調整を慎重に進めるべきだとするバランスの取れた見解を示しています。
まとめ
総じて、石破氏の夫婦別姓や移民に対する立場は、保守的な自民党内で一定の改革意識を持ちつつも、慎重かつ現実的なアプローチを取っていると言えます。
彼は社会的多様性に対応することの重要性を理解しており、国民や党内の意見を尊重しながら、社会的な安定を図ろうとしています。
しかし、自身の明確な意思がないため、夫婦別姓や移民を容認する可能性が高いといえます。
夫婦別姓や移民受け入れで、犯罪が増え、治外法権地区ができ、コミニティーが破壊されるのは、ヨーロッパを見れば一目瞭然です。
家族のきずなが弱まり、外国から犯罪者の流入が増えるなどの問題があるため、高市氏をはじめ自民党内の保守派が反対しています。
野党では、日本保守党、参政党、日本改革党などが反対してますが、概ね野党は移民に賛成です。
政治に無関心の人も等しく、責任を負うのが民主主義。
この住みやすい日本はどうなっていくのか、心配です。